本書の後半を、
ほとんど宗教書のようだと感じる人もあるかもしれない。
でも、脳から見れば、宗教も特殊な世界ではない。
脳がとりうる一つの状態なのである。
本書を「科学的でない」という人もあるかもしれない。
それは科学の定義によるに過ぎない。
科学をやるのは脳の働きである意識で、
意識は一日のうちのかなりの時間「消えてしまう」ていどのものである。
その意識という機能の一部が、科学を生み出す。
しかも科学を生み出す意識という機能は、
「物理化学的に定義できない」。
科学的結論なら信用できる。
そう思っている人が、いまではずいぶんいるらしい。
しかしその科学を生み出す意識がどのくらい「信用できるか」、
本書を読んで、ご再考いただけないであろうか。